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100年の伝統

手作りで作り続けます

ウスターソースの誕生は、イギリスのウスター市のある家庭で誕生しました。19世紀の始め、市内に住む主婦が余った野菜や果実の切れ端を有効利用しようと、香辛料を振りかけて壷に入れ、腐敗しないように酢や塩を入れて貯蔵しておきました。それが長い間時間をかけて熟成され、肉や魚にも合う液体ソースになっていたのです。
そして企業として研究を重ね、ウスターソースを商品化し、その名を世界に広めたのは、今もウスター市で盛業中のリ-・ぺリン社なのです。リ-・ぺリン社は世界初のソースメーカーとして成功を収めるに至ったのです。
日本では、明治維新以後、西洋料理が特定階層の人たちに広まるとともにソースの存在も広く知れ渡るようになり、月星食品の初代長沼三四郎が本業のそばやを経営しながらこのソースに関心を持ち、研究を重ね、日本人の口に合う月星ウスターソースを開発したのです。これが月星ソースの始まりです。
時期を経て、昭和の「今日もコロッケ、明日もコロッケ」時代を迎え、その頃のウスターソースはほんとうにピリッと辛くて酸味もつよく、香辛料がよく効いていたのです。ソースの刺激が目にしみるほどの辛さでした。それでも子どもたちは、えもいえぬ芳香を放つソースに魅かれて、何よりのご馳走と感じていたのだそうです。
2代目長沼太郎は初代のソース研究を受け継ぎ更に研究を重ね、昭和25年7月25日に月星食品株式会社を設立し足利近郊にソースを広めていったのです。
月星ソースといえばやっぱり焼きそば、当時足利近辺にはリヤカーの屋台の焼きそば屋さんが50人以上いたそうです。月星ソースを持ち、おやつにおかずにと自分の家の前に屋台をとめて焼きそばを焼いてくれました。それも包装紙は新聞紙で…。当時の子供たちはいい香りがすると屋台の焼きそば屋まで走っていき、競って親に頼み買ってもらって食べていたそうです。
いい香りがする、これが食欲をそそる月星焼きそばソースの始まりでもあるのです。
約100年前、このソースを造るまでもちろん手作りで製造してきました。そして機械やコンピューターが発達した現在でも、それに頼ることなく昔ながらのなつかしいソースをすべて手作業にて製造しているのです。これからもこの手法を守り続けます。

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