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足利の密かなB級グルメ片栗シュウマイ

2013年03月13日(水)20時32分

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足利市で今でも愛され続けている片栗シュウマイ。

皆さんはご存じですか?

通常のシュウマイには豚挽肉を入れて皮で包んでありますよね。
足利流は違うんです。玉葱をペースト状にした物に片栗粉を混ぜ合わせて皮で包んで蒸して出来上がり。食感はとってもモチモチしていて、見た目は間違いなく肉シュウマイですが、食べると全くの別物です。
そして、このシュウマイには醤油ではまったく合いませんでした。(実際に食べてみました。)
ソースなのです。
なぜか…?
それは玉葱と片栗粉ととってもシンプルの具材で作ったシュウマイの味を濃くするためにピリッと辛いソースで食べるのが美味しく食べるための足利流なのです。
蒸かしても良し。揚げても良しのこのシュウマイ是非足利市に来て食べてみてください。
普通にスーパーに置いておりますし、飲食店でも食べられます。
(置いてあるかは一度下調べが必要です。)

このシュウマイにぴったりなソースがこの中濃ソース。http://www.tsukiboshi-s.co.jp/wp/?p=396
そして、とっても贅沢に食べたいのならナチュラルフルーツソース。
http://www.tsukiboshi-s.co.jp/wp/?p=324

ほんとおいしいです!!

昔の夜泣きラーメンで出していた懐かしいピリッと辛いソースは業務用のこちらです。
http://www.tsukiboshi-s.co.jp/wp/?p=480
ちょっと前までは一升瓶もあったのですが…時代の流れで一升瓶は廃止となりました。すみません…
ですが、味は変わりません。

また、足利の片栗シュウマイの発祥秘話とは
残念ながらこの片栗シュウマイの開発に関わった人に直接聞いた訳ではありませんが、
昔の事を知っている人達に話しを聞いた話をまとめますと

もともと足利市では焼きそばやラーメンなどの屋台文化が根付いていて、このシュウマイは昭和30年代にラーメン屋台で提供され始めたのが発祥と言われています。
ラーメンにもう一つお腹がふくれる物はないものかと、言うことで、
比較的安くするため、つなぎとして片栗粉を使い、玉葱と合わせ、シュウマイの形にした肉無しの片栗シュウマイを考えたそうです。
そして、元々足利市民はポテト入り焼きそばやいもフライ・コロッケにソースも大ブームでした。いろいろな物にソースをかけて食べる文化が根付いていて、ソース好きな足利の人は片栗粉と玉葱だけで作ったとってもシンプルなシュウマイに豚肉の変わりに味を濃くするためピリッと辛いコクのあるソースで食べるようになったと言われています。
明治初期から足利市は繊維の町として栄え、そこに働く人達が集まる場所に屋台を止め、たくさんの人達に振る舞っていたそうです。
今でも足利市内のスーパーには普通に片栗シュウマイが置いてありますし、飲食店さんでも出していて、良く売れているそうです。